Androidタブレットで絵を描くために、プリンストンのスタイラスペンをたくさん買ったので、使用感の比較レビューをしておきます。
今回、私が使ったタブレットは、楽天で9799円で購入した海外向け東芝7インチ タブレット「AT7-B618」と、在庫処分で13800円で投売りされていた10.1インチ タブレットのNECのLifeTouch L D000-000035-001です。
東芝7インチ タブレット「AT7-B618」には、100均(ダイソー)で購入した切るタイプの保護シートを貼ってあり、NECのLifeTouch L D000-000035-001は、最初から貼ってある保護シートを外さずに使っています。
で、今回試したプリンストンのスタイラスペンは、Adonit社製Jot Mini、Adonit社製Jot PRO、PSA-TPTX、PSA-TPA2の4つの製品です。
Jot MiniとJot PROは、先端に透明ディスクが付いているタイプのスタイラスペンで、PSA-TPTXは先端に特殊シリコンゴムを使用した良くあるタイプのタッチペン、そして、PSA-TPA2は最近発売されてネットで話題になっている直径2mmの極細先端部を採用した静電発生機構搭載タイプのアクティブスタイラスペンです。
最近発売された静電発生機構搭載タイプのPSA-TPA2以外は、既に生産が終了していますので、アウトレット品や中古品を探さないとなかなか手に入らないかもしれません。
で、肝心の使用感ですが、東芝のAT7-B618(100均の保護シートあり)と、NECのLifeTouch L D000-000035-001(最初からの保護シートあり)では、静電発生機構搭載タイプのPSA-TPA2は、ほとんど反応しませんでした。
PSA-TPA2は先端部分を回して伸ばすことで、感度が良くなるとも記載されていますが、ほんの少しだけ描けるようになるだけで、全くと言っていいほど使い物にならないレベルでした。
一応、最近買ったfreetel priori2 SIMフリースマホ(最初から貼ってある保護シートあり)や、以前に使っていたNEC MEDIAS N-04Cでも試してみましたが、少しは描けても、全くと言っていいほど使い物にならないレベルでした。
保護シートとの相性もあるのでしょうが、それより、機種というか、液晶との相性が大きそうです。
一応、PSA-TPA2シリーズ対応表には、一般的な静電容量式タッチパネルを使用しているスマートフォンやタブレットで動作すると記載されていますが、現在のところ、確認が取れている機種は少ないので、確認が取れていない機種の場合には、情報が追加されるまで待ったほうがいいかもしれません。
一部の特殊ペンに対応している機種や、特殊なタッチパネルを使用している機種ではうまく動作しない場合がありますという記載なので、大抵の機種では正常に動作しそうな印象を受けますが、私が試した4機種は全然ダメなので、かなり相性があるような気がします。
もちろん、保護シードを外せば少しは感度がよくなるのでしょうけど、先端が固いので、液晶に傷が入ってしまう恐れもあるかと思います。
ということで、PSA-TPA2シリーズ対応表に記載されている機種でない場合には、PSA-TPA2はオススメできません。
では、次に、Adonit社製Jot Miniと、Adonit社製Jot PROの使用感をレビューしておきます。
Jot MiniとJot PROは、同時期に出た商品で、先端に透明ディスクが付いているタイプのスタイラスペンなのですが、どっちも使用感が同じかと言うと、結構違います。
Jot MiniとJot PROについては、初期状態で使うと、そこまで感度がよくないので、先端部分の透明ディスクを外して、そこの凹みに鉛筆の芯を削ったものを入れて感度をよくするという裏技を使っています。
この裏技を使うと、感度がかなりよくなるのですが、Jot Miniの場合には、ペンの長さだけでなく、全体的に小さなサイズになっているので、削った鉛筆の芯を入れられる量が少ないせいか、Jot PROほど感度が良くなりませんでした。
そのため、東芝のAT7-B618(100均の保護シートあり)の場合、Jot Mini(裏技あり)では、たまに線が点線になったりすることもあり、Jot Pro(裏技あり)ほど快適には使えませんでした。
ただ、NECのLifeTouch L D000-000035-001(最初から貼ってある保護シートあり)では、Jot Mini(裏技あり)でも上手く描け、Jot Pro(裏技あり)と大差はなかったです。
なので、端末の液晶や保護シートとの相性もあるのだとは思いますが、感度がよくない端末や100均の保護シートを貼っている場合には、Jot Proを選んだほうがいいかと思います。
裏技ありのJot Proは、以前使っていた中華タブレットのKEIAN M703Sでも問題なく描けましたし、今まで使ったスタイラスペンの中では感度が最高に良いです。
で、最後に、先端に特殊シリコンゴムを使用したPSA-TPTXですが、こちらの商品は、パッケージにfor Xperia arkと記載されてありますが、Xperia ark以外でも問題なく動作します。
ただし、Jot MiniやJot PROのような裏技は使えませんし、保護シートの関係か、東芝のAT7-B618(100均の保護シートあり)では結構上手くかけるものの、ペン先が太いこともあり、細かい部分がそこまで思い通りには描けないです。
ただ、NECのLifeTouch L D000-000035-001(最初から貼ってある保護シートあり)では、先端に特殊シリコンゴムを使用したPSA-TPTXでも、Jot MiniやJot PROに近いくらいの感覚で描けますので、ペン先がちょっと太いですが、液晶画面10.1インチと大きいこともあり、実用レベルには達していると思います。
なので、プリンストンのスタイラスペンの使用感を比較すると、ダントツでJot Pro(裏技あり)が1位、続いて2位がJot Mini(裏技あり)、そして、3位が先端に特殊シリコンゴムを使用したPSA-TPTXですね。
静電発生機構搭載タイプのPSA-TPA2は私の環境では全く使い物にならないレベルなので、圏外とさせていただきます。
そうはいっても、静電発生機構搭載タイプのPSA-TPA2以外は販売終了となっていますので、アウトレット品や中古品を探してみてください。
![]() パッケージ擦れなどのわけありですが中身は新品!在庫が無くなり次第終了となります【アウトレ... |
この記事を書いている時点では、Jot miniのアウトレット品が楽天市場のアキバeコネクトさんで販売されています。